独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 私がいるから、こんな事になっちゃったんだ。

 やっぱり私って、巻き込まれ体質だなぁ……。

 どうすればこの体質、治せるんだろうか。

 真剣に、でも罪悪感を抱きながら考え込む。

「和凜は何も気にするな。」

「え……?」

 深い考えに入り込もうとした瞬間、絆那さんの声ではっと我に返った。

 気にするなって……もしかして絆那さん、私の考えた事分かったの?

 え、エスパーだったり、するのかな……?

 そんなわけないと否定するけど、心の中はぽかぽかと温かさで満たされていた。

「絆那さん、ありがとうございます。」

 今の現状そっちのけで、自然と出た言葉。

 にこっと笑顔を浮かべて絆那さんの顔を見上げる。

 ……っ。

 すると……優しく、柔らかい笑みと私の視線がぶつかった。

 絆那さんの視線は甘くて、心臓が射抜かれた気分に陥る。

 ドキドキと高鳴りだしたうるさい心臓は、絆那さんに聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい大きく脈動している。

 その直後、私は恥ずかしさを隠すように無言で視線を逸らした。