独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 仲間ってもしかして……昨日絆那さんが飛ばした、男の人?

 じゃ、じゃあこの人たちは、あの男の人たちのお仲間さん……で合ってるのかな。

 多分そうだよね!と一人で納得するも、呑気にしていられる雰囲気ではない。

 この状況、どうすれば……。

 とりあえず考えてみよう、と思って思考を回転させる。

 その時、男の人たちの半数が私たちの後ろに回っている事に気が付いた。

「うわー、二対三十とか卑怯じゃないかな? そもそも、こんなところで喧嘩したら他の人の迷惑になっちゃうんだけど。」

「じゃ、さっさと片付けるか。俺は和凜送り届けてからまた来る。」

「了解。」

 絆那さんと朝霞さんがこそこそと話し終えた直後、目の前の男の人たちが全員倒れた。

 へっ……!?

 そしてその直後、驚いてる暇もなく私の体が宙に浮く。

「き、絆那さんっ……!?」

「掴まってろ。」

 突然すぎる事に驚いていると、絆那さんのそんな声が聞こえた。

 さっきまでは覇気があった声なのに、今は……とてつもなく、優しくて甘い。