独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 そんな疑問を抱いて、首を傾げてみる。

 すると、朝霞さんは少し頬を染めて視線を私から外してしまった。

 え、ええっ……!?

「流石学園のマドンナ……些細な仕草が破壊力あり過ぎだね……。」

「お前、和凜を好きになったら潰すからな。」

「分かってるよ、これは不可抗力だから。可愛いって思っちゃったんだから、仕方ないでしょ。」

「黙れ。」

 私が驚いている間、絆那さんと朝霞さんはどうしてか口論らしきものをしていた。

 私には聞こえないくらいの声量だから、何を言っているのかは聞き取れない。

 それに関しても聞いてみよう……そう思って口を開いた瞬間だった。

「あんたら、こんなところで喧嘩しないでくれる? 邪魔。天狼は早く和凜を送り届けなさいよ。」

「あ、香椎総長久しぶり。」

「うるさいわよ、朝霞。」

「相変わらず冷たいね、香椎総長は。」

 こ、今度は美月ちゃんと朝霞さんが喧嘩し始めちゃった……ど、どうすればいいんだろう……。

 私がでしゃばっても何にもならないだろうけど、とりあえず止めないと。