独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 言葉が上手くまとまらなくて、もごもごしてしまう。

 だけど……私の気持ちは少なからず伝えられたと思う。

 好きかは分からないけど、私も仲良くなりたい。

 そっと視線を外して、天狼さんの反応を控えめに待つ。

 すると、ふっと安心したような笑みが聞こえた。

「やっぱり和凜のこと好きだ、俺。本当に突然言って悪かった。これから、今は友達としてよろしくな?」

「は、はいっ……!」

 今は。

 その言葉に込められた意味は、今は理解できない。

 でも声色だけで、天狼さんの本気が伝わってくる気がした。

 天狼さんは真剣に、私を好いてくれているんだ……。

 そう思うと、心がぽかぽかと温まる感じがした。

 だけど次の瞬間、天狼さんは思い出したように私の手元を見た。

「そういや、昼ご飯食べるの俺が遮ったな。そろそろ教室戻るか、送ってく。」

「……いえ、待ってください。」

 天狼さんの言葉に、私が“嫌”だと反応した。

 そのせいなのか私は、立ち上がろうとした天狼さんの制服の袖を引っ張っている。