独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 天狼さんがどう思うかは、分からない。

 もしかしたら、何か言われるかもしれないっ……。

 少しの不安を抱いて、ぎゅっと目を瞑った私。

 でもそんな私に届いた言葉は、これでもかと言うほどの優しい声だった。

「ありがとう。急に告白したのに、否定せずに気持ちを言ってくれて。本当は当たり前だって分かってるんだ、和凜が受け入れられないのも。」

 そこで言葉を切って、目を伏せた天狼さん。

 それがとても大人っぽく見えて、不覚にもドキッとする。

 だけどすぐに言葉の続きを、しっかりした言葉で言ってくれた。

「言いたかっただけだ。なのに俺を拒否せずに、友達だと言ってくれて凄く嬉しい。こっちこそ、良いのか?」

「も、もちろんですっ……!」

 不安がったような天狼さんの言葉に、勢いよく首を縦に動かす。

 男友達は初めてだから私にもどういう感じか分かっていないけど、天狼さんなら大丈夫だって思っている。

 それに……。

「天狼さんは見ず知らずの私を助けてくれた人で、すっごく優しい人です。だからお願いするのは、私のほうからというか何というか……。」