独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 申し訳なさそうな、でも真剣な瞳。

 天狼さんに真摯に見つめられて、うっと言葉に詰まった。

 こういう時、私はどういえばいいんだろう……。

 これって告白って取っても、いいのかな……。

 でもどっちにしても、私は天狼さんのことを全く知らない。

 決して、天狼さんを嫌いなわけじゃない。

 むしろどっちかというと……優しいと分かっているから、信頼できる。

 そう思っている私は、少し悩んでからある事を口にした。

「私……まだ好きとか分からなくて、だから何とも言えないんです。」

 恋愛感情でも、友達としての感情でも、天狼さんのことをどう思っているのかはっきりしていない。

 私は、天狼さんのことを知る必要がある。

 天狼さんを見つめ直し、私ははっきりと伝えた。

「だから……お友達として、仲良くしてくれませんか……?」

 今の私には、こう言うしかできなかった。

 こうすれば天狼さんに抱く気持ちも次第に分かってくるだろうし、仲良くしたいという気持ちは嘘じゃない。

 少しずつでも、天狼さんと仲良くなりたいって……思ってるから。