独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 今日は何にもありませんように……と、縁起でもない事を祈る。

 私は多分、フラグ建築が上手いんだと思う。

 思うだけでもフラグを立ててしまうなんて、普通は考えないから。



 んー……授業、終わったぁ……。

 正確には午前中の授業だけど、もう疲れてしまっている。

 体育も理科もあったから、いつもの倍くらい疲れたなぁ……。

 うーんと背伸びをして、美月ちゃんとお弁当を食べる為にスクールバッグから取り出す。

「ねぇ和凜、何か今日廊下騒がしくない?」

「え?」

 怪訝な表情をしている美月ちゃんの声に反応して、私も廊下のほうへと視線を移す。

 ……確かに、美月ちゃんの言う通りだ。

 お昼休みは騒がしいけど、今日はいつもより一段と騒がしくなっている気がする。

 ううん、気がするじゃない。確実に、ざわざわしている。

 何か、あったのかな……?

「……嫌な予感、するんだけど。」

 え……?

 美月ちゃんが何やら不穏な言葉を呟いて、廊下へと鋭い視線を向けている。

 わっ……美月ちゃん、総長さんモードになってるっ……。