独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 流石に何を言うかは、考えてからのほうが良かったよねっ……。

 後悔先経たずとは、きっとこういう事を言うんだろう。

「和凜……顔、真っ赤なんだが。」

 そう言った絆那さんは、何やら感じ取った様子で続けて口にした。

「もしかして……恥ずかしいのか?」

 ず、図星っ……。

 どうしてこうも、私は分かりやすいんだろうか。

 と思うも、嘘を吐いても仕方ないから頷くしかない。

 こくりと首を縦に振り、絆那さんから逃げるように視線を逸らす。

「和凜。」

 甘い声が、私の耳に届く。

 深く残って、溶けていってしまいそうな声。

「っ……きずな、さっ……。」

「少しだけだ。誰もいないから、安心しろ。」

 ちゅっと甘いキスが降ってきて、必死に瞼を閉じる。

 それは何度か繰り返されるもので、無意識に絆那さんの制服の袖を掴んでいた。

 でも流石に目が痛くなってきて、ほんの一瞬だけ目を開けてみる。

「……っ。」

 そこには――とても優しく甘い視線をした、絆那さんが居た。

 ぱちっと目が合ってしまい、必死に逸らそうとするも阻止される。