独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「それなですよ! あんなに想われて、天狼さん幸せ者ですね~。」

 そんな私を、美月ちゃんと副総長さんが穏やかに見守っていた。



 ――キーンコーンカーンコーン、と音が鳴り響く。

 んーっ、授業終わったぁっ……。

 シャーペンをペンケースに直し、ぐーっと腕を伸ばす。

 だけどそんな、ゆっくりしてられないっ。

 ……というか、ゆっくりしたくない。

 すぐに椅子から立ち上がり、必要な教材をスクールバッグに詰める。

「和凜。」

「あっ、絆那さんっ……!」

 カチッとホックを止めた時、扉から最愛の人の声が聞こえてきた。

 私は急いで向かい、えへへと微笑む。

 会えるだけで、こんなに嬉しくなるなんてっ……。

 実を言うと、結構寂しくなってたりした。

 たったの数時間なのにって思われるかもしれないけど、あんまり離れたくないなぁ……。

 けどこうして今会えたから、寂しさが吹っ飛んで行ってしまった。

「美月ちゃん、また明日!」

「うん、気を付けてね。バイバイッ。」

 いつものように手を振り返し、美月ちゃんとバイバイする。