独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「いや、これ以上強くなったら絆那が族入っている意味なくなるって。今でもないようなもんなのに、それ以上強くなったらヤバいからやめとけ。……気持ちは分からなくはないけど。」

「じゃあいいだろ。和凜を守るためにはどちらにせよ、もっと強くならないとダメなんだ。」

「……結構重症だね、絆那。」

「勝手に言っとけ。どうせお前に好きな奴ができたら、分かるようになる。」

「はいはい。そう思っときますよ。」

 ……ったく、他人事だと思って。

 どうせこいつだって、好きな奴ができたら馬鹿みたいに溺れるに決まってる。こういう奴がなりやすいんだよ。

 はぁ……こんな話してたら、和凜に会いたくなってきた。

 まだ離れてから数時間しか経ってないのに、いつ何時でも一緒に居たくて仕方ない。

 ……昼までは、もう少しか。

 流石に学校じゃ自制を利かさなきゃ、他の輩に舐められてしまう。それだけは絶対にダメだ。

「おーい絆那? めっちゃやべー顔してるよ? そこまで和凜ちゃんに会いたいの?」

「……分かり切ってる事聞くんじゃねぇ。」