独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 休憩の合間に、水翔にそう言われる。

 どうしてこうなったのかは、こいつから質問攻めに遭ったからだ。

 昨日のFuzzyとの事を聞かれ、流れで言うしかなかった。

 こいつには世話になってるし、言わなきゃとは分かっていたが……やはり、そう言われるか。

「それは俺だって分かってる。まだ完全に和凜の信頼を得られているわけじゃないだろうし、これからもっと信頼してもらうように努力する。」

「そういう気持ちがあるんだったらいいけど、まさか孤高の絆那がこの学校のマドンナを好きになるとは思ってなかったよ。だけど、多分これから和凜ちゃんも危険な目に遭っちゃうかもしれないよ?」

「……まぁ、な。」

 勝手につけられた“最強総長”という異名は、やはり面倒を引きつけてくるようで。

 命知らず共が俺に無駄に挑んでくるから、和凜が危険な目に遭うのは予想できる。

 ……だが分かってても、手放したくないんだ。

「そうならないよう、もっと俺も強くならなきゃいけない。手を出す輩が現れないようにしなきゃいけない。」