独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 ……けど、その顔には和凜への想いも詰まっていると気付かされた。

「俺、和凜の両親に認めてもらえるように頑張るから。」

 そう言って、和凜の手を繋ぐ。

 もう離さない、離したくない。

「ずっと俺の隣で、笑っててくれ。」

 ――誰よりも、愛している。

「えへへっ、もちろんですっ!」

 優しく、だが強い力で握り返してくれた和凜。

 俺よりも一回り以上小さい手が、俺に応えようとしてくれる。

 ……それだけでも、心臓がヤバいのに。

「私も……もっともっと絆那さんに釣り合うような人になって、絆那さんのご両親に認めてもらえるように頑張りますっ。」

「ありがとな。」

「それは私もです。」

 和凜は今のままで十分なのに。

 それなのに、そう言ってくれた事が嬉しすぎた。

「学校、行こうか。」

「はいっ!」

 和凜の手を包み込んだまま、通学路を歩く。

 ……ずっと一緒にいてくれ。

 そう思いながら、可愛く笑う和凜を俺も頬を緩めて見ていた。



「和凜ちゃんと付き合ったの? それはそれは、おめでただね。でもちょっと早くない? 和凜ちゃんと絆那が出会ってから一か月経ったくらいだよ、今。」