独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 絆那さんこそ、絆那さんが謝る事じゃないのに……。

 私はそう思うも、絆那さんはそうではないみたいで。

 その直後、子供みたいな拗ねた表情を浮かべた。

「教えるなら、俺自身から言いたかった……って、思ってしまったんだ。」

 ……か、可愛いっ。

 もしかして嫉妬かな……? ふふっ、それって凄く可愛いっ。

「私、今のでもっと絆那さんのこと好きになりましたっ。」

「? 好きになる要素、あったか……?」

「私にはあったんですっ。」

 絆那さんは何の事か分かってないみたいで、きょとんと呆気に取られている。

 ……今日はたくさん、絆那さんにきゅんとさせられた。

 助けてくれたのだってそうだし、気遣いもできて可愛いギャップもあるだなんて……もっともっと、好きになってしまう。

 好きすぎて……どうにかなっちゃいそう。

「まぁ、いいか。俺のことは、これから教えればいい事だしな。」

「わっ……!」

 再び、力強く抱きしめられて身動きが取れなくなる。

 “これから”

 その言葉が何を意味しているのかは、絆那さんの次の言葉で知る事になる。