独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 その広場の中にあるベンチに座らされて、途端ぎゅっと抱きしめられる。

 ……離さなきゃいけないのに、離したくない。

「本当に時雨には何もされてないのか?」

「はいっ。私は無事です、けど……。」

 さっきから、気になっていた事がある。

「絆那さん、腕怪我してます……。これ、どうしたんですか?」

「あー……まぁ、さっき扉蹴破った時に破片が刺さっただけだ。気にするな。」

「へっ……!? き、気にしますよ……! 大丈夫、ですか……?」

 私のせい、だよね……確実に……。

 私がほいほい会長についていったから、絆那さんに傷を負わせてしまった。

 その事も含め、罪悪感が心いっぱいに広がる。

 だったら尚更、私はここにいちゃダメなんじゃ……。

「和凜、余計な事考えてるだろ。」

「……いえっ、考えてないですよっ。」

「嘘だ。目がすげー泳いでる。」

 うっ……そう言われると、何も言えない……。

 押し黙ってしまった私に絆那さんは、また抱きしめる力を強めてくる。

 強いけど優しく、安心させられる絆那さんの腕の中。