独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 で、でもそれがどう今回のと関わってくるの……?

 腑に落ちないところが出てきて、再びはてなマークを浮かべる。

 それが会長には伝わったのか、すぐさまこう口にした。

「で、俺はFuzzyという族の総長だ。だからこそ、お前にあの頼み事をした。」

 ……何となく、予想はできた。

 絆那さんが総長という流れなら、会長も何かしらの形で暴走族に関わっていると気付く事ができた。

 けど、心の中にもやが残る。

 どうして絆那さんは、教えてくれなかったんだろう。

 絆那さんが隠していたからと言ってどう思うわけじゃないけど……やっぱり信用されてないのかな、なんて思ってしまう。

 私に危害が及ぶかも……って、絆那さんなら考えそう。自意識過剰だとは、分かっているけど。

 ……って、今はその話じゃなくて!

「どうして、私に頼み事をしたんですか?」

 さっきまでの事を理解して、もう一度尋ねる。

 私の問いかけに会長は面倒そうに一つ息を吐き、足を組みながら再び答えてくれた。

「さっきも言っただろう? 絆那の族は最強と謳われている。だからあいつから……いや、あいつの族の座を奪って俺らFuzzyが最強になりたかったんだ。」