独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 私から一瞬、視線を逸らしたかと思うと。

「絆那もお前に執心だ。つまり今、絆那には好きな奴からの裏切りを味わって絶望してるだろうな。」

「っ!」

 ……わから、ない。

「だから私にあんな頼みを……!?」

「そうだと言っている。」

「何でそんな事を……!」

 会長は一体、何がしたいの……?

 おもわず語気が強くなってしまい、ソファから立ち上がる。

 だけどそんなの、気にする余裕なんてない。

 今は、会長の思惑を……!

「一体あなたは、何を考えているんですか……!?」

「……知りたいか?」

「もちろんです! 私は会長の言う通りにしたから、会長も一週間前に言った約束を遂行すべきです!」

 私だけなんて、不平等。フェアじゃない。

 すると会長は私の言いように驚いたのか、ほんの一瞬だけ動きを止めて。

「分かった。教えてやるから、一旦座れ。」

 少し呆れたように、そう言った。

 正直、会長の言いなりになるのは少し嫌だけど……これで、知れる。

 会長に言われた通り、ソファに座り直して見据える。