独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「今日は用事があるから、もう帰るねっ。」

「うん、また明日ね。」

 早口で美月ちゃんにそう言い、飛び出すように教室から出る。

 ……とはいっても、これからどうすればいいかが分からない。

 一週間後に教えてもらえるとは言われたけど、何をどうすればいいかがさっぱり。

 というか会長、どこにいるんだろう……?

 会長だから、生徒会室にいけば会えると思うけど……。

 でも、何も用がないのに行くのはどうなんだろうか……。

 うーんと一人葛藤しながら、静かな廊下を歩く。

 非常階段の近くを通り、とりあえず昇降口に向かおうとする。

「……咲城。」

 どうしようか、そう迷った時だった。

「会長……。」

「俺の言った事、やってくれたみたいだな。」

 ふっと嘲笑うような、会長の声が聞こえる。

 私はばっと振り返り、言いたい事を大きな声で言った。

「そうです、私はちゃんとしました! なので、どうしてこんな事を頼んできたのかちゃんと教えてください!」

 私には知る権利があるはずです!と付け加え、会長の言葉を待つ。