独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「気をつけて帰るのよ~。」

「はーい!」

 ……ごめんね、美月ちゃん。

 美月ちゃんは優しいのに、私は隠し事して。

 いつも迷惑かけてるのに、面倒だって思わないでいてくれて……ありがとう。



 リン……と、キーホルダーの鈴の音が聞こえる。

 ついに来てしまった、七日目。

 早いようで遅く、遅いようで早かった一週間。

 ……今日でやっと、会長の思惑が分かるんだ。

 そう思うと緊張や不安や、少しの恐怖に苛まれそうになる。

『俺がそう言う目的は今度教えてやる。俺の言った通り絆那を冷たく扱えば、一週間後に教えてやる。そうしなきゃ、こっちも絆那に手を上げる事になるが?』

 簡単にそう言ってしまった会長の考える事は、分からないけど。

『それくらいしても、俺は叶えたいんだ。』

 ……私はちゃんと、知らなきゃならない。

 どうしてそこまでして、会長が私に頼み事をしてきたのか。

 どうして絆那さんにこだわったのか。

 ……会長は一体、何をしたいのか。

 私自身が気になるって事もあるけど、絆那さんの安全の為にも知っておくに越した事はないはず。