独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「和凜が何を隠してても、あたしは和凜がしようとしてる事を信じる。」

「っ……。」

 じわっと一瞬、涙が滲む。

 けど私が泣くのはおかしいから、きゅっと下唇を噛んで我慢した。

 本当に美月ちゃんは、どれだけ優しいんだろう……。

「あり、がとう……っ。」

 ……美月ちゃんは、最高の友達だ。

 涙声になりながらも、必死に零す。

 その瞬間、美月ちゃんが二ッと優しく満面な笑みを浮かべた。

「だけど、事が終わったらちゃんと話してね? 和凜がする事なら間違ってはないと思うけど、和凜が変な事に巻き込まれないか心配だから……」

「も、もちろんっ……!」

 ひと段落着いたら、ちゃんと言うつもりではある。

 ごめんと、ありがとうを伝える為にも。

「あっ、そうだ。これ、和凜にあげようと思ってたの。」

「わぁ……可愛い……。」

「和凜が好きそうだと思って。どう? 気に入った?」

「うんっ! すっごく気に入った!」

 美月ちゃんに手渡されたのは、それはそれは可愛い黒猫型のキーホルダーだった。