ちっ……早く行かないと。

 そうじゃないと……取り返しのつかない事になる……っ。

《とりあえずそれらしい場所送っとくよ。また何か情報が入ったら、連絡するね。》

 そんな水翔からのメッセージを見て、足早に向かう。

 頼むから和凜、無事でいてくれ……っ。

 俺は藁にも縋る思いで祈りながら、手当たり次第アジトらしき場所へと向かった。