独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 しばらくとは、一体いつまでだ。

 早くその“しばらく”が過ぎてくれ……っ。

 俺は日に日に抑えられない悲しみを、どこにぶつければいいのかさえも分からなくなってしまった。



 和凜と会えなくなってから一週間。

 この一週間は驚くほど遅く、退屈でつまらなかった。

 食欲もなくなり、気力も失せて、もう何もかもがどうでもよくなる。

 ……和凜のことばかりを、どうしても考えてしまっていた。

 それと同時に、この一週間で俺がどれだけ和凜に溺れてるかが痛いほど分かった。

 ……どれだけ盲目になっているか、も。

 俺に突っかかって来た奴らを返り討ちにして、屋上へと向かう。

 やはりそこには誰かがいるはずもなく、いつもと変わり映えない風景が広がっていた。

 強いて言えば、今は放課後で少し雲がかっているくらいの違いがある。

 もうすぐ雨でも降るのだろうか。それとも、俺の心を表しているのか。

 なんてロマンチストみたいな考え、しないほうがいい。

 これ以上感傷に浸れば、いつ壊れてもおかしくない。