独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 ……本当かどうかなんて、分からないが。

 和凜の意思なのか、それとも誰か言われたのか。

 はっきりさせたいのに、はっきりさせるのが怖いとも思ってしまう。

 もし本当に和凜が俺を嫌っていたら。

 それを想像するだけで、俺は自己嫌悪に陥る事ができる。

「おい天狼! 今日こそ仲間の仇を取ってやるよ!」

「……るせぇ。」

「あ? 何ていっ――グハッ!」

「うるさい、って言ったんだよ。」

 そして最近、俺に突っかかってくる輩が格段に増えた。

 言葉を聞くのも鬱陶しい。俺に関わってくるな。

 和凜と会えないストレスでもどうにかなりそうなのに、火に油を注ぐな。

 ……俺をこれ以上、イラつかせないでくれ。

 自分ではどうしようもない。どうする事もできない。

『絆那さんっ!』

 和凜が恋しい。

 今すぐ会いたい。離れて行かないように、強く抱きしめたい。

 俺の理性、仕事しろ。

 ストレスだけに身を任せるな。今の俺を見れば、和凜は悲しむ。

 ……和凜、お願いだからもう一度俺に笑いかけてくれ。