独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 そんな気持ちから、会長に鋭い視線を向ける。

 分からない。会長がそう言う理由が。何がしたいのか。

 会長はその数秒後、私の思っている事を読んだのかまた続けて言葉を発した。

「俺がそう言う目的は今度教えてやる。俺の言った通り絆那を冷たく扱えば、一週間後に教えてやる。そうしなきゃ、こっちも絆那に手を上げる事になるが?」

「ひ、卑怯ですっ……!」

「それくらいしても、俺は叶えたいんだ。」

 何を……?とは言えなかった。

 それくらい、会長の周りには覇気が溢れていた。

 私じゃ太刀打ちできない、何かが。

「もし、私が会長の言う事を無視したら……何が起こるんですか。」

「さっきも言っただろう? 絆那に手を上げるだけだ。安心しろ、お前には手を上げない。」

 勝ち誇ったような笑みを浮かべる会長に相反するように、私の表情は曇っていく。

 会長は……分かってるんだ。私が断れない、と。

 だからこんな……苦を強いてくるんだ。

「俺の言ったとおりにすれば、その時には全て教えてやる。」