独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 だけど……会長にそう言われる筋合いは、ないはずだ。

「それはお前が絆那のことが好きだからだろう?」

「……っ、な、何で知ってっ……!」

「そりゃあ、最近はずっとお前らのことを視察していたからな。」

 ……う、嘘っ。

 一体いつから……っていうか、どうして私たちをっ……。

 驚きすぎてぽかんと口を開けている私に、会長はそのまま言葉を続ける。

「お前らが仲良いのは学校での噂にもなっているし、何より俺の望みを叶えてくれると思ったからな。だからお前に、あいつを突き放してほしいんだ。」

「そんな事、できるわけっ……!」

「脅しみたいな事はしたくなかったが……たてつくようなら、俺だって手は厭わない。」

 そう言った会長は、遊んでいるように目を細めて。

「そうしないと、あいつがどうなってもいいのか?」

「っ……!?」

 な、何で……どうしてそこまでして……っ。

「俺がどうしてここまでするか、知りたいのか?」

「……当たり前、ですっ!」

 理由がないと、納得できない。

 例え納得できたとしても……私には絆那さんを冷たく扱うなんて、できない。