独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「コーヒーのブラックと……和凜、何が良い?」

「え、えっと……このショートケーキくださいっ。」

「飲み物も頼んどくか?」

「えっ、いいんですかっ?」

「あぁ、何でもいいぞ。」

「それじゃあ……ココアも一緒にください!」

 手際よく絆那さんが促してくれたおかげで、何とか注文を済ます事ができた。

 飲み物までは気が回らなかった……流石だ、絆那さん。

「以上でよろしかったでしょうか?」

「はい。それでお願いします。」

「それでは繰り返しますね。」

 来てくれた店員さんは、さっき出迎えてくれた可愛い店員さん。

 凄いなぁ、しっかりしてて……私とは大違い……。

 ペンを走らせながら、かっこよく注文を復唱する店員さん……素敵だ。

 ぼんやりと思い、そわそわしながら手を握ったり手を開いたりして緊張をほぐそうとする。

 ……順調にほぐせているかな、なんて考えた時。

「あの、気になってた事聞いても良いですか?」

「何ですか?」

 メニューの復唱が終わったのか、視線を上げて私たちを交互に見る店員さん。