独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 でも、しゅんと落ち込む私に美月ちゃんが優しく声をかけてくれる。

「そんな落ち込まないで。それでこそ和凜ってところもあるし、わくわくするのは何も悪い事じゃないから。」

「……そっか。うん、ありがとうっ。」

「ふふっ、はぁ~……和凜可愛いわ~。」

「そんなわけないよっ!」

 美月ちゃん、いつも可愛いって言ってくれるけど……私全然可愛くないよっ。

 私より美月ちゃんのほうが、何倍も何倍も可愛いのになぁ……。

 でもそう言われて、嫌な気持ちになんかならない。

 多分、美月ちゃんは私を妹みたいだって思ってるんだと思う。

 だから、可愛いなんて言ってくれるんじゃないかな……?なんて。

「和凜、いるか?」

「おっ、もう来たのね天狼。和凜、いってらっしゃいっ。」

「いってきます!」

 美月ちゃんにバイバイと手を振って、駆け足で絆那さんの元へと向かう。

 こんなにはしゃいじゃってる私、やっぱりおこちゃまかもっ……!

 絆那さんも絶対、そう思ってる気がするっ……。

「よし、じゃあ行くか。」