独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 私を受け止めてくれたのか、その場に座り込んで私を抱きしめてくる絆那さん。

 いつもより強い力で抱きしめられて、抵抗しようにも慌ててしまう。

 ……って、それよりも!

「あの、絆那さんっ……! また、迷惑かけちゃって、ごめんなさい……っ。」

 せっかくお話しようと思って探したのに、またやってしまった。

 私ってつくづく、抜けてるなぁ……。

 どうにかしてこの癖を直したいけど、直し方が分からないからどうする事もできないのが現状。

 けど……絆那さんは、一向に離してくれようとしない。

 それどころか、力がだんだんこもってきているような……?

 そう気付いてもう一度呼ぼうと口を動かした、その時の事。

「怪我とかしてないか……!? どこか痛いところとかは……!?」

 ……っ。

 絆那さんのほうが絶対痛いはずなのに、それを見せる事もなく心配をしてくれる。

 待って、ほんとに優しすぎる……っ。

「な、ないですっ……! あの、き、絆那さん……っ……」

 そこからの言葉が紡げない。