スクールバッグを片手に持ち、朝霞さんの答えを急かす。
そんな私に朝霞さんは苦笑いを零しながらも、ふっと嬉しそうに微笑んだ。
「絆那なら非常階段近くにいると思うよ。あいつはまだ帰らないだろうし、非常階段裏があいつの穴場スポットだったりするし。多分今日も居るんじゃないかな?」
「ありがとうございますっ!」
「いえいえ、どういたしまして~。」
朝霞さんの言葉を聞くや否や、私はいてもたってもいられずに教室を飛び出した。
早く絆那さんに会って、ちゃんとお話ししなきゃっ……!
私の胸の中は、その事でいっぱいになっていた。
「……朝霞、あんたも回りくどい事するんだね。和凜に気付かせる為の視線、あれわざとでしょ?」
「流石香椎総長。俺の考えもお見通しって事か。」
「当たり前よ。それでも、その判断はあの子にとっても天狼にとっても良い事だと思うわ。」
「でしょ。それじゃ、俺もそろそろ帰りますかね。最近“あの族”がざわついてるみたいだし。」
「……あたしも、見回りしてくるわね。和凜に何かあっちゃ心配だもの。」
そんな私に朝霞さんは苦笑いを零しながらも、ふっと嬉しそうに微笑んだ。
「絆那なら非常階段近くにいると思うよ。あいつはまだ帰らないだろうし、非常階段裏があいつの穴場スポットだったりするし。多分今日も居るんじゃないかな?」
「ありがとうございますっ!」
「いえいえ、どういたしまして~。」
朝霞さんの言葉を聞くや否や、私はいてもたってもいられずに教室を飛び出した。
早く絆那さんに会って、ちゃんとお話ししなきゃっ……!
私の胸の中は、その事でいっぱいになっていた。
「……朝霞、あんたも回りくどい事するんだね。和凜に気付かせる為の視線、あれわざとでしょ?」
「流石香椎総長。俺の考えもお見通しって事か。」
「当たり前よ。それでも、その判断はあの子にとっても天狼にとっても良い事だと思うわ。」
「でしょ。それじゃ、俺もそろそろ帰りますかね。最近“あの族”がざわついてるみたいだし。」
「……あたしも、見回りしてくるわね。和凜に何かあっちゃ心配だもの。」

