独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「和凜、大丈夫か……?」

 うーんと考えこんでいたその時、頭上から心配そうな絆那さんの声が。

 反射的に顔を上げると、視界には心配でたまらないといった様子の絆那さんが映った。

 私はまた、絆那さんにこんな顔をさせてしまった……。

「はい、大丈夫です……っ! 助けてくれて、ありがとうございますっ……。」

「当たり前だろ。何もされてないか? 怪我とかしてないか?」

「そ、それは全然っ。また巻き込んでしまって、ごめんなさい……。」

 私といると、絆那さんまで巻き込んでしまう。

 私の体質のせいで、絆那さんに迷惑をかけたくないのに……。

 申し訳なくて、逸らすように視線を下げる。

「どうして、和凜が謝るんだ。」

 少し震えた心配そうな、けれど不思議そうに思っていそうな声色が届く。

 どうして……って、私のせいだから。

「私は昔から巻き込まれ体質なんです。なので、私のせいで巻き込んじゃって……ごめん、なさい。」

 次第に、私の声も震える。

 何て言われるかが不安で仕方なくて、絆那さんのほうを見られない。