独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 絆那さんと出会って、もうそろそろ二週間以上が経とうとしていた。

 時の流れは早いなぁ……と、つくづく考えてしまう。

 というよりも、絆那さんと出会ってからは何故か時間が早く過ぎるような……?

 気のせいだとは思っているけど、どうしてもそう感じる。

 絆那さんといるのは落ち着くから、そのせいなのかな?

「和凜っ、次移動教室だから行こっ!」

「あっ、うんっ! ちょっと待ってて、美月ちゃん……!」

 そんな日常の中、私は今日も今日とて平凡な日を過ごしていた。

 お昼休憩が終わり、五限の準備をしていた時。

 そう美月ちゃんに声をかけられ、私は急いで返事をして教材をロッカーから出す。

「ごめんね、お待たせっ!」

「全然待ってないから大丈夫。さ、行こっか。」

「うん!」

 廊下はクラスメイトで賑わっていて、少しだけ騒がしい。

 みんな移動するタイミングは一緒なのかぁ……と思いにふけり、ふと窓の外を見る。

 外は綺麗な晴天で、日向ぼっこができちゃいそう。

 眠たくなりそうだ……授業あるから寝られないけど。