独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 ……嫉妬なんて、醜いだけなのに。

 そう言った場面を見ているわけではないのに、これからそんな輩が出てくると思うと嫉妬心でどうにかなりそうになる。

 こういう男が、束縛男になったりするんだろうな……なんて。

 俺が和凜に束縛なんてしない、と言い切れるわけじゃない。

 むしろ……してしまうかも、しれない。

 和凜を傷つけるような事だけはしない、したくない。

 だからこそ……嫉妬なんて、抑えなきゃいけないのに。

「絆那さん、どうしたんですか? さっきから何だか、凄く悲しそうな顔してますよ……?」

 ぐるぐると同じような事を考えてぼんやりしていたその時、和凜の不安そうな声が耳に届いた。

 それに気付いて和凜を見つめると、心臓がその瞬間に締め付けられる感覚に陥った。

 ……どうして、なんだ。

「何で和凜がそんなに悲しそうな顔をする……?」

「……っ、そんな顔してませんよっ! それより、絆那さんのほうが……っ。」

 そんな、わけないだろ……っ。

「悪い、情けないところ見せて。」