独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 ……私は、絆那さんのことをどう思っているんだろう。

 絆那さんは私を好意的に思ってくれているけど、私は……。

 知り合ってからまだ全然経っていないから、まだ分からないのも当たり前なのかもしれない。

「絆那、さん……。」

 聞こえたかどうか分からない私の呼びかけに、絆那さんの大きな手が動く。

 背中に回されていた手をゆっくりと解き、再び申し訳なさそうな表情を浮かべた。

「……悪い、またしてしまった。やはりこんな男はダメだろ。」

「だ、大丈夫ですよっ! 自信持ってくださいっ!」

「だが……」

「私は気にしてませんので!」

 口ごもって眉の端を下げている絆那さんに、慌ててそう言う。

 絆那さん……少々気難しい人なのかもしれないな。

 そう思うも、そんなところが絆那さんで。

 そんなところがあるから、絆那さんと関わりやすくて。

 完璧な人はいないって、絆那さんが体現しているようで。

 こんな事言っちゃ失礼だけど、私はそんな彼だから優しいって思った。

「私はそんな絆那さんだから、優しいって思ってるんですよ? なので、自信を持ってください。」