独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

 あれ、私……変な事、言っちゃったかな……。

 それとも、お弁当なんてやっぱりお節介だったのかも……。

 いろいろな可能性を考えて、一人あわあわしてしまう。

「ありがとう。嬉しすぎる。」

 ……その直後、柔らかな声が聞こえたかと思うと。

 お弁当を受け取ってくれた絆那さんは、そのまま私の腕を掴んで引いて。

「き、絆那さんっ……!?」

 私はまんまと、絆那さんの腕の中に閉じ込められていた。

 それを数秒後に理解して、かあっと顔が熱くなる。

 トントンと絆那さんの胸板を叩き、何とかしてここから逃れようと頑張った。

「あ、あのこれっ……は、恥ずかしいので……離してくださいっ……!」

「無理だ。和凜が可愛すぎるからもう少しこうさせてくれ。やはり俺は、どうしようもなくお前が好きだ。」

「っ……!」

 好き……って、そんな簡単に言わないでくださいっ……!

 今どれだけ自分が恥ずかしい事を言われているのかを理解して、もう一度抵抗を試みる。

 でも絆那さんに抱きしめられるのは……不思議と、嫌じゃない。