独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「だけど、そこが絆那さんなんだなって思ってます。それに……そんな思いつめなくても大丈夫ですよ! 私は、きっと絆那さんが思ってるほど気にしてないので!」

 語彙力が乏しい私にはこう言うしかできなかったけど、言いたい事が伝えられたらいいな。

 ――絆那さんが短所だと思っているところは、良いところでもある……って。

 あっ、そうだ……もうそろそろお弁当食べなきゃダメだよね……!

 お昼休憩が終わったら元も子もないし、絆那さんに早く食べてもらいたい。

 栄養摂らなきゃ、絆那さん死んじゃうっ!

 はっと思い立ち、いそいそとお弁当箱を取り出す。

「絆那さん、そういえばこれっ……作って来たんです! ちゃんと食べなきゃ、絆那さん倒れちゃうかもしれないので……。」

 余計なお世話かもだけど、このくらいお節介じゃないと伝えられない。

 お母さんもそうだし、絆那さんだって何も言わなきゃ本当に倒れちゃうかもだし……。

 はいっ!と笑顔を作って、絆那さんの目の前に出す。

 ……けれど、絆那さんはどうしてか受け取ろうとしない。