独占欲強めの最強総長、溺愛は盲目なほど。

「……は、はい。」

 もうこれ以上何か言うのもダメだと悟り、首を縦に動かした。

 それを見た絆那さんは、満足そうに幸せそうに頬を緩める。

 ……っ、私、どうしちゃったんだろう。

 まだ出会って間もない人なのに、こんなにも心臓がうるさい。

 今までこんな感情に苛まれた事もなかったから、尚更分からなくなる。

 そんな複雑化した感情を抱いて、私は何とかその場を凌いだ。



 ……凄く疲れたぁ、あはは。

 直後毎日おなじみのチャイムが校舎内に響き渡り、集中の糸が切れる。

「じゃあ今日はここまで。しっかり復習しておくように。」

 先生は簡単にそう言いまとめ、持ってきた教材と共に教室を出て行く。

 その瞬間、クラスメイトが一斉に机に突っ伏した。

「あー……もう無理、死ぬ。頭痛い。」

「み、美月ちゃんしっかりっ……!」

 それは美月ちゃんもなのか、机に突っ伏したまま動こうとしない。

 でもかくいう私も、結構疲れていたりする。

 今回の授業、すっごく難しかったもんなぁ……。