「寒…っ」
終業式が終わって今日から冬休み、街に出て見たら風が冷たくてびっくりしちゃった。
あとこんなにもイルミネーションで煌めいてるのにもびっくりしちゃった。
そっか、今日はクリスマスだ。
あまりの寒さに通りかかったカフェに入った。
何か温かい飲み物でも飲んで温まろうかな。
…びっくりしたと言えば、昨日の鮫上の告白。
あれもびっくりしたな。
あんな公衆の前で、生徒も先生もいる終業式で堂々と告白しちゃうんだもん。
「いらっしゃいませ、何にしますか?」
「あ、えっと…」
セルフタイプのカフェでカフェラテを頼んで、窓際の席に座った。
外はせわしなく歩いていく人ばかりで、みんなどこか行く場所が決まってるみたいだった。
「…今日はクリスマスだしね」
あたしには出来ない、あんな告白。
だってあたしの恋に勝算はないから。
だからこうやってクリスマスの日にカフェで1人、こうしているんだもんね。
チラチラと雪が降り始めた。
今日はホワイトクリスマスだね。
虹叶は何してるかな?
実家に帰るって言ってたから、もう帰っちゃったかな。
窓際の席なんか座るんじゃなかった。
幸せそうなカップルばっか目に入って、温かいはずのカフェラテも全然温めてくれそうにない。
「クリスマスか…」
終業式が終わって今日から冬休み、街に出て見たら風が冷たくてびっくりしちゃった。
あとこんなにもイルミネーションで煌めいてるのにもびっくりしちゃった。
そっか、今日はクリスマスだ。
あまりの寒さに通りかかったカフェに入った。
何か温かい飲み物でも飲んで温まろうかな。
…びっくりしたと言えば、昨日の鮫上の告白。
あれもびっくりしたな。
あんな公衆の前で、生徒も先生もいる終業式で堂々と告白しちゃうんだもん。
「いらっしゃいませ、何にしますか?」
「あ、えっと…」
セルフタイプのカフェでカフェラテを頼んで、窓際の席に座った。
外はせわしなく歩いていく人ばかりで、みんなどこか行く場所が決まってるみたいだった。
「…今日はクリスマスだしね」
あたしには出来ない、あんな告白。
だってあたしの恋に勝算はないから。
だからこうやってクリスマスの日にカフェで1人、こうしているんだもんね。
チラチラと雪が降り始めた。
今日はホワイトクリスマスだね。
虹叶は何してるかな?
実家に帰るって言ってたから、もう帰っちゃったかな。
窓際の席なんか座るんじゃなかった。
幸せそうなカップルばっか目に入って、温かいはずのカフェラテも全然温めてくれそうにない。
「クリスマスか…」