「…あ、王子様の登場だ」 キャーと、周りに叫ばれながら歩いているのは橋田 雪。 雪は背も高いし、顔も整ってるし、モデルのようにスタイルがいいのでモテモテ。 大学生になってもそれは健在だった。 本人は周りのことなど知らん顔。 そのクールな所も素敵だと、女子は熱く語っている。 「行こ、遅刻する」