「そんなわけないのに…」


今さら、雪が私のことを女として見るなんてありえないんだ。

「っ、バカだなぁ…、私…っ」

もっと早くに、この気持ちに見切りをつければよかったのに。


今年こそ告白しようと用意したクリスマスプレゼントと一緒に、

雪を好きな気持ちもごみ箱に捨てた。

(好きになって、ごめん…)