「はぁ…、来るんじゃなかった」 「まぁまぁ、何があったか知らないけど大丈夫だって。 ほら、王子は肉食女子に囲まれてるし。こっちに気なんか回らないって」 「…だといいけど」 もうすでに酒を飲んで、若干酔いが回った千紘に諭され、しばらくはいることにした。 飲み会が始まって一時間。 お手洗いに立って、済ませて出てくると、飲み会に参加している男性が待ち伏せしていた。