「は?俺が満春を好き?ありえねー。

あんな奴、好きになる奴なんていねーだろ」

放課後の教室で、雪が友達とそう話していたのを聞いてしまった。


ーーこの時、私の恋は終わりを告げた。

雪とは幼馴染で、幼いころからずっと一緒だった。

告白をして、気まずい関係になるのが怖くて告白できずにいた。


でも、ほんの少し、0.1%くらいは可能性があるかもなんて期待してしまっていた。