4月3日の月曜日。
瑠璃はスーツに身を包み、緊張した面持ちでホテルの通路を青木に続いて歩いていく。
今日はアルバイト採用のための手続きや顔合わせ、ホテルの館内を案内してもらうことになっていた。
いつものエントランスではなく、従業員用の入口からオフィス棟に入る。
明日からは一人で入らなければならない為、瑠璃はしっかり道順を頭に入れておく。
「企画広報課は、お客様と接する部署ではないから、普段の服装はオフィスカジュアルで大丈夫です。直接オフィス棟の3階に来てくださいね」
「は、はい」
瑠璃がガチガチになって返事をすると、青木は振り返って笑いかけた。
「そんなに緊張しないで。うちの課は、なんていうか、ホテルらしくないノリの連中ばかりだから。それにちょうど今日、入社式が午前中にあったんだ。うちの課にも女子社員が一人配属されることになってる。今はお昼休憩で、1時にこちらに来るから、一緒に紹介するね」
再びガチガチの返事をする瑠璃に、ふふっと笑ってから、青木は会議室のドアを開けた。
瑠璃はスーツに身を包み、緊張した面持ちでホテルの通路を青木に続いて歩いていく。
今日はアルバイト採用のための手続きや顔合わせ、ホテルの館内を案内してもらうことになっていた。
いつものエントランスではなく、従業員用の入口からオフィス棟に入る。
明日からは一人で入らなければならない為、瑠璃はしっかり道順を頭に入れておく。
「企画広報課は、お客様と接する部署ではないから、普段の服装はオフィスカジュアルで大丈夫です。直接オフィス棟の3階に来てくださいね」
「は、はい」
瑠璃がガチガチになって返事をすると、青木は振り返って笑いかけた。
「そんなに緊張しないで。うちの課は、なんていうか、ホテルらしくないノリの連中ばかりだから。それにちょうど今日、入社式が午前中にあったんだ。うちの課にも女子社員が一人配属されることになってる。今はお昼休憩で、1時にこちらに来るから、一緒に紹介するね」
再びガチガチの返事をする瑠璃に、ふふっと笑ってから、青木は会議室のドアを開けた。



