次の日の朝、出勤してきた早瀬に、一生は書類を渡す。
「…これは?」
「前に作ってもらった12月のスケジュールを修正した。来月はこれでいくから」
早瀬は驚いて目を見開く。
自分の作ったスケジュールを一生に修正されるなど、今まで1度もなかった。
すぐさま目を通す。
と、ますます驚いて一生を問い詰める。
「これは…なぜこんなにも私の休みが多いのですか?」
「え、それは…お前の作ったスケジュールだと、12月は3日しかオフがなかったぞ?少なすぎる」
休日が増えて喜んでくれると思っていたのに、険しい顔で迫られ、一生は戸惑った。
「これでは、総支配人の仕事に支障が出ます。私のいない日がこんなにあるのに、総支配人は変わらず予定が詰まっていますよね?」
「ああ。だからと言って、俺のスケジュールに合わせていたのでは、お前の体が持たない。それにプライベートの時間も取れないだろう?以前から気になっていたんだ。いい機会だから、そろそろ第二秘書を採用しようかと…」
そこで言葉を止めたのは、早瀬の様子がおかしいからだった。
ギュッと拳を握り、うつむいて何かを堪えている。
「…これは?」
「前に作ってもらった12月のスケジュールを修正した。来月はこれでいくから」
早瀬は驚いて目を見開く。
自分の作ったスケジュールを一生に修正されるなど、今まで1度もなかった。
すぐさま目を通す。
と、ますます驚いて一生を問い詰める。
「これは…なぜこんなにも私の休みが多いのですか?」
「え、それは…お前の作ったスケジュールだと、12月は3日しかオフがなかったぞ?少なすぎる」
休日が増えて喜んでくれると思っていたのに、険しい顔で迫られ、一生は戸惑った。
「これでは、総支配人の仕事に支障が出ます。私のいない日がこんなにあるのに、総支配人は変わらず予定が詰まっていますよね?」
「ああ。だからと言って、俺のスケジュールに合わせていたのでは、お前の体が持たない。それにプライベートの時間も取れないだろう?以前から気になっていたんだ。いい機会だから、そろそろ第二秘書を採用しようかと…」
そこで言葉を止めたのは、早瀬の様子がおかしいからだった。
ギュッと拳を握り、うつむいて何かを堪えている。



