そう告げるのと同時に、依里についている泡を洗い流し、横抱きにする。 「もうすぐ仕事に行かなきゃだけど、ベッドに戻ろうか」 「え?あの…」 「俺を惚れ直させた責任、取ってもらわないとね?」 拒否権はない。 法律的に縛っても、まだ足りないんだ。 彼女への渇望は、一生満たされることはないのだろう。 ーー本当に、悪い子。