「い、いえ…、そんな…。晴人さんの隣に立つ覚悟をしたのは私なので。 謝られるようなことでは…」 確かに心配事は多いが、晴人さんとなら乗り越えられる。 晴人さんの隣に居られるなら、何でもする。 「私を選んでくれた晴人さんに恥はかかせられないので、頑張ります!」 「依里…、もう本当に…っ。 俺の相手は依里以外考えられないよ」 ご両親の前だというのに、頬に、手の甲に口づけてくる。