「あら、そんなすぐに結論を出すことないじゃない。

わたくしだって依里ちゃん(義娘)と、仲良くしたいのよ」

「そっちが本音ですよね」

食事が用意された部屋まで案内され、席に着くなりこの会話が繰り広げられた。

「まぁ、晴人。母さんの気持ちも考えてやりなさい。

息子には恵まれたが、娘も欲しかったと、お前に伴侶ができるのをずっと待っていたのだから」

「そんなの勝手に期待されても困ります」

(いつもこんな感じなのかな…?)