移り変わる時のなかでいつまでも君と

そう思いながら走り始める。

横目に入ってくるのは有村くん。

って、だからなんでわたしが有村くんのこと見なきゃいけないの…!



「優奈、私は優奈の恋なら応援するよ?」



こ、恋…!?

絶対違うんだけど…!

タイプの対極にいるんだけど…!!



「あ、あのねぇ!」



朝にあんなことがあったから。

そう、か、可愛いとか平気で言ってくるから。

それでちょっと目が離せなくなっただけで…。

全然、好きなんて本当にありえないし…。

わたしは、何より-。

人を普通に好きになっちゃいけない。

人を好きになって、人を想っちゃいけない。

わたしは、好きな人を不幸にしてしまう生き物なんだから。