「結崎さん、もし良かったらお名刺いただけますか?」
先程、社長さんがこの人をそう呼んでいた。
「あ、いいよ」
そう言って、さっと名刺を渡してくれる。
"工房ゆうさき
代表 結崎勝"と書かれている。
「ゆうさき…まさるさん?」
「うん。そう」
「結崎さん、社長さんなのですね!
凄いです」
昨日から、照さんから始まり社長とばかり出会っているけど。
「いや、社員五人の小さな会社だから」
そう口にはするけど、謙遜してるって感じの笑顔ではないし、自慢気でもなくて。
感じの良い人だな。
「結崎さんは会社が大好きなんですね」
会社じゃなく、仕事がかな?
結崎さんは、どちらもなのだろう。
「アカネちゃんの名刺貰えない?」
私に興味を持って貰えたのだろうか?
ただ…。
「すみません。まだ名刺がなくて」
秋山店長から、後日また名刺をどうするか話そうと言われている。
「そっか。
アカネちゃん、今日初日だったね。
俺、いつも立川社長の付き添いで来てるだけだから、あまりこういったお店のルール分からなくて」
「私もです」
そう二人で笑う。
「よく分からないけど、アカネちゃん指名させて」
「えっ、ありがとうございます!
ヤッター!」
こうして、私は初日の今日、無事に指名を貰えた。
結局、この日はこの1つだけだったけど。
先程、社長さんがこの人をそう呼んでいた。
「あ、いいよ」
そう言って、さっと名刺を渡してくれる。
"工房ゆうさき
代表 結崎勝"と書かれている。
「ゆうさき…まさるさん?」
「うん。そう」
「結崎さん、社長さんなのですね!
凄いです」
昨日から、照さんから始まり社長とばかり出会っているけど。
「いや、社員五人の小さな会社だから」
そう口にはするけど、謙遜してるって感じの笑顔ではないし、自慢気でもなくて。
感じの良い人だな。
「結崎さんは会社が大好きなんですね」
会社じゃなく、仕事がかな?
結崎さんは、どちらもなのだろう。
「アカネちゃんの名刺貰えない?」
私に興味を持って貰えたのだろうか?
ただ…。
「すみません。まだ名刺がなくて」
秋山店長から、後日また名刺をどうするか話そうと言われている。
「そっか。
アカネちゃん、今日初日だったね。
俺、いつも立川社長の付き添いで来てるだけだから、あまりこういったお店のルール分からなくて」
「私もです」
そう二人で笑う。
「よく分からないけど、アカネちゃん指名させて」
「えっ、ありがとうございます!
ヤッター!」
こうして、私は初日の今日、無事に指名を貰えた。
結局、この日はこの1つだけだったけど。



