その後、このお店専属のメイクのお姉さんにヘアメイクと化粧を施され、お店の貸し出しでブルーのドレスを着る。
「アカネさん、とても素敵ですね!」
秋山店長は、ドレスアップした私を見て誉めてくれる。
「ありがとうございます!」
こんなに着飾ったのは七五三以来で、けっこうテンションが上がっている。
「和田オーナーが言ってた通り」
「千里さん?」
何を言っていたのだろうか?
「ちょっと垢抜けないが、顔は可愛いから、着飾ったらそれなりになるだろうって」
垢抜けないと言われているのは聞き捨てならないが、顔は可愛いって…嬉しい。
それにしても、あの強面フェイスでそんな事言うんだ。
「和田オーナーは仕事柄沢山の女の子を見て来ているので、
あの人が言うなら間違いないですよ」
私は、廊下の壁に嵌め込まれた大きな鏡に自分の姿を映す。
実は、今まで化粧と言っても色つきリップ塗ってちょっと眉毛を整えるくらいしかしなかったけど。
今はマスカラで人形のような睫毛に、ファンデーションを塗られた肌もまた人形みたいにツルツル。
髪も巻いてアップにしていて、なんかゴージャス。
本当に自分じゃないみたい!
「とりあえず、うちの店のナンバーワンのジュリちゃんの席にでも一緒に着いて貰うようにするから。
じゃあ、タバコの火の点け方やお酒の作り方なんかを教えるから」
そして、秋山店長からそれらをレクチャーされ、いざ、仕事へ。
「アカネさん、とても素敵ですね!」
秋山店長は、ドレスアップした私を見て誉めてくれる。
「ありがとうございます!」
こんなに着飾ったのは七五三以来で、けっこうテンションが上がっている。
「和田オーナーが言ってた通り」
「千里さん?」
何を言っていたのだろうか?
「ちょっと垢抜けないが、顔は可愛いから、着飾ったらそれなりになるだろうって」
垢抜けないと言われているのは聞き捨てならないが、顔は可愛いって…嬉しい。
それにしても、あの強面フェイスでそんな事言うんだ。
「和田オーナーは仕事柄沢山の女の子を見て来ているので、
あの人が言うなら間違いないですよ」
私は、廊下の壁に嵌め込まれた大きな鏡に自分の姿を映す。
実は、今まで化粧と言っても色つきリップ塗ってちょっと眉毛を整えるくらいしかしなかったけど。
今はマスカラで人形のような睫毛に、ファンデーションを塗られた肌もまた人形みたいにツルツル。
髪も巻いてアップにしていて、なんかゴージャス。
本当に自分じゃないみたい!
「とりあえず、うちの店のナンバーワンのジュリちゃんの席にでも一緒に着いて貰うようにするから。
じゃあ、タバコの火の点け方やお酒の作り方なんかを教えるから」
そして、秋山店長からそれらをレクチャーされ、いざ、仕事へ。



