その後は、近くの喫茶店に三人で入る。
その店は前に千里さんに連れて来て貰った喫茶店。
ここのパンケーキを千里さんにご馳走になった話を前に中さんにしたら、ちょっと不機嫌になっていたな。
私が他の男性とそうやって仲良くする事に、嫉妬するみたい。
「でも、こっちから誘っといてあまり時間がなくてごめんね」
そう謝るのは沙也加さん。
今夜はお店は休みを取っていたみたいだけど、沙也加ちゃんの足に湿疹が出ていて、後で皮膚科に連れて行くそう。
「いえ。また今度、ゆっくりと。
次は珠理奈ちゃんが好きな場所とかでも。
遊園地とかどうです?」
「あ、いいね。
なら、葵衣も彼氏連れて来たら?」
「そうですね」
ちょっと照れて、オレンジジュースのストローに口付ける。
彼氏って言われると、照れる。
中さんと付き合えた事は、沙也加さんにLINEして伝えている。
あれから意中の彼とはどうなったの?と訊かれて、それで…。
「実は、珠理奈はまだ遊園地とか行った事ないからな。
私一人で連れて行くの大変かな?って。
父親が居たらいいのにね」
沙也加さんは横目でミニパフェを食べている珠理奈ちゃんの頭を撫でている。
「珠理奈ちゃんのお父さんって…、あ、ごめんなさい」
思わず、その辺りの事を訊いてしまいそうになった。
「え、いいよ。
葵衣、全然この子の父親の事訊いて来ないから。
こちらから話した方が気を使わさなくていいんだろうな、って思ってたけど、どんなタイミングで話せばいいか分からないから」
「えっと、すみません」
私がそうやってその話題に触れないようにしている事が、沙也加さんに気を使わせていたのかもしれない。
その店は前に千里さんに連れて来て貰った喫茶店。
ここのパンケーキを千里さんにご馳走になった話を前に中さんにしたら、ちょっと不機嫌になっていたな。
私が他の男性とそうやって仲良くする事に、嫉妬するみたい。
「でも、こっちから誘っといてあまり時間がなくてごめんね」
そう謝るのは沙也加さん。
今夜はお店は休みを取っていたみたいだけど、沙也加ちゃんの足に湿疹が出ていて、後で皮膚科に連れて行くそう。
「いえ。また今度、ゆっくりと。
次は珠理奈ちゃんが好きな場所とかでも。
遊園地とかどうです?」
「あ、いいね。
なら、葵衣も彼氏連れて来たら?」
「そうですね」
ちょっと照れて、オレンジジュースのストローに口付ける。
彼氏って言われると、照れる。
中さんと付き合えた事は、沙也加さんにLINEして伝えている。
あれから意中の彼とはどうなったの?と訊かれて、それで…。
「実は、珠理奈はまだ遊園地とか行った事ないからな。
私一人で連れて行くの大変かな?って。
父親が居たらいいのにね」
沙也加さんは横目でミニパフェを食べている珠理奈ちゃんの頭を撫でている。
「珠理奈ちゃんのお父さんって…、あ、ごめんなさい」
思わず、その辺りの事を訊いてしまいそうになった。
「え、いいよ。
葵衣、全然この子の父親の事訊いて来ないから。
こちらから話した方が気を使わさなくていいんだろうな、って思ってたけど、どんなタイミングで話せばいいか分からないから」
「えっと、すみません」
私がそうやってその話題に触れないようにしている事が、沙也加さんに気を使わせていたのかもしれない。



