「お待たせー、何話してたの?」

「あぁ、仕事の話とか」

「そうだったんだ」

お兄ちゃんはお風呂に入ってくると言ってリビングを離れた

鮫島くんは自分の家のようにくつろいでいた

「なぁ、こと、こっちこいよ」

鮫島くんは床に座り込んでアルバムを見ていたら、鮫島くんが私の腕を掴んでソファに座らせた

「ほらよ、久しぶり。こと」

私はおずおずと鮫島くんを抱きしめると懐かしい匂いがした

「なぁ、こと。俺の事まだ思い出せない?でも焦る必要ねぇから。思い出すまで待ってる」

ほんとに私は何故鮫島くんの事忘れてしまったのだろう?